雑記

ゲームの記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

TUNICの世界観メモ【随時更新】

最終更新: 20230419
翻訳で読み取れた内容がベースだが、誤りがある可能性は大いにあるので話半分に。

  • TUNIC語 -> 英語の翻訳を間違えるかもしれない
  • 英語 -> 日本語の翻訳を間違えるかもしれない
  • 日本語の解釈をまちがえるかもしれない

間違えるかもしれないポイントが多すぎる。


主人公キツネちゃんのこと

動物種としてはfoxで合ってる。(p54の手書き文字から)
キツネちゃんはruin seeker(遺跡を探索する者)と呼ばれるだけで名前がない。
あと基本的に"a ruin seeker"または"ruin seekers"であり、"the"はつかない。

このことから特定の個体がずっと冒険しているのではなく、死んだら復活はせず次の個体が来ているものと考えられる。
あんまり考えたくないが。

[推測]

  • owner(リアルプレイヤー)とruin seeker(キツネ)がいる
    • ownerごとに進行度(説明書のページやアイテムなど)は保存される
  • ruin seeker(キツネ)は毎回死んでおり別個体
  • 死んだ場所に残っている青白いやつは前のキツネ、触れて解放することで成仏させることができる
    • ownerが青白いやつを成仏させずゲームを投げると、青白いやつはゲーム世界に残り続け、夜の墓地で出てくる敵(透明のやつ)になる
  • ownerがゲームを投げると、ゲーム世界に残される生きたキツネちゃんは、大聖堂で出てくる黒キツネちゃんになるのかも…?

[根拠]

  • p7 同じ戦いが繰り返される
    • "ruin seekers"(複数形)が挑む。挑戦をやめるやつもいれば、強くなって継承者を倒し次の継承者になるやつもいる。
  • p19 死/自分自身の呼び声について
    • 復活することを "given us another chance" と言っている。youではなくus。複数形。誰?
    • "what was but is now not" 「かつでそうであったが、今は違う」同一キツネのただの残滓であればこうは書かないのでは?
    • 自分自身の呼び声に触れることについて、"let it drift back into the shore" "this is your fate as well" 「成仏させてやる」「君もこうなるかもしれない」
  • p39 墓地マップ
    • 敵として出てくる自分自身の呼び声は、"a past ruin seeker whose owner gave up" => ruin seekerとownerがいる
  • p40 大聖堂マップ
    • 主人公キツネちゃんに似ている敵が出てくる部屋の説明に "a group of lost friends"

「継承」

解読しなくてもゲームやっていればわかる事実は以下の通り。

  • 継承者は異空間に封印されており、現実世界の神殿にセットできる3つの鍵が封印に対応している
  • 捧げ物での強化や死んだときのリトライなど、冒険者の助けになることに関わっていそう
  • 財宝の噂に釣られてホイホイやってきた冒険者によって解放されると、その冒険者と戦うことになる
  • 継承者が負けた場合は、勝者である冒険者が次の継承者になる

解読で出てくる新情報は案外ない。
そもそも初代は誰なの?「英雄」なの?
なぜ封印されてるの?誰が封印してるの?
一人は封印されていなければならない("輪"の外にいなければならない)らしい、というだけ。ここは神話の項で。まだ自分なりの仮説もできてない。
そしてそもそも、なんでキツネちゃんと敵対するの?

「なぜ戦うのか」、最初は味方だろうと思ってびっくりした人が大半じゃなかろうか。
人の実況とか見てても「お母さんっぽい」と言ってる人が多く、キツネちゃんはこの人を助けに来たのかな?とも思えるし。

継承者さんはそもそも先代を倒して継承者になったんだろうし、勝敗それぞれのルートでこの後どうなるかは知っていたはず。
完全版説明書を見て涙してたし、解放される条件も知っていたのだろう。この辺の仕草を見た感じ、操られている訳ではなく自分の意思で動けていそう。
全力で叩きに来ていたのは、自分が勝てば挑戦者(リアルプレイヤー)はやり直すことができ、つまりはページを完成させてくれる可能性も残るから、なんだろう。
とはいえそもそも戦わなくてもいいのでは…?というのは謎のまま。こっちからアクション起こさない限りは引き返すこともできるからアグレッシブではないけど。

[一応:解読でわかったこと]

  • あの牢獄は "shadow oubliette" ([u:bli:et]って発音からこのoublietteっていう未知の単語突き止めたときかなり感動したので書いておきたい)
  • ruin seekersは"beacon" (日本語説明書では「灯台」)の光に引き寄せられる
    • 財宝(不老不死の力)の噂のことを比喩的にbeaconと言っているのか、チェックポイントの光のことを言っているのか…
  • チェックポイントで燃やす強化アイテムは、継承者さんに捧げている
  • (余談)継承者さんへの捧げ物で得られる強化は仮のもの、精神世界や幽霊状態では剥がれ落ちる
    • あの空間(shore)にいると強化は剥がれるし記憶も奪われるらしく、継承者ポジションに置かれると物理世界を思い出させる捧げ物が嬉しいらしい
    • 英雄の墓で英雄の遺物(relic)を得ることで、その力が仮のものではなく自分のものである、自分は本物の英雄である、と証明できる

p41の凝った書き方している文字はそれぞれthe far shore(左)とthe shadow oubliette(右、六角形*6)。
普通の文だと単語区切り補助線として必ず入っている真ん中の横線がない(改行や隙間で単語の区切りを表現している)のでより模様っぽい。かっこいい。

説明書p41から

なお↑のthe shadow oublietteの下にくっついてる六角形(マップ的に見ると階段の上)にも内側に6文字ある。
六角形の中央が下、という向きになるように回転させながら、12時の位置から時計回りに読むと、

a key is no mere toy

と書いてある。オモチャちゃうぞ!
これは現実世界の神殿入ったところにある3人の像のメッセージ(下記)の真ん中の文と同じ。見比べてみよう。

With 3 keys we sealed the heir.
A key is no mere toy.
Seekers of ruin, leave here.

ボス,NPCなど

あまりにも長くなったので別記事にすることにした。

神話について

今考えていること

  • 見つけちゃった力 = 祈り石の中の人 = キツネ族の未来の姿(中の人を使えば、キツネ族は将来中の人として使われることになる。因果応報的な)、なのか?未来の姿が化石として出てくるって常識的な時系列で考えるとめちゃくちゃだけど。
  • 不老不死の力っぽくないんだが??(祈り石は電力っぽく力を流して設備を起動させてる感じ)
  • 祈り石にぶっこんで利用するのと、大聖堂でやってたように中身を磔にしてエキスを利用する(飲む?)のはどう違うの?どっちもやばくない?
  • 力を使いすぎて世界のバランスが崩れたとして、戦争は誰が仕掛けたのか?タコ神?
  • イラスト的には封印されているのは英雄、しかし封印にどんな意味があるのかわからない。罰?タコ神へ反省を示してる?罰なら英雄自身だけで済むはずで、代替わりシステムがあるということはあのポジションに誰かがいる必要がある??
  • 現状でも祈り石生産工場が動いてるんだから、タコ神からの罰をうけて反省として戦犯を封印したにしては止められてなくないか。祈り石はセーフなの?それともすでに中の人たちを酷使してしまったせいで中の人になることが運命付けられているキツネがあれだけいるということ??
  • canonical [plein]の訳語がまじでわからない。plainなのかplaneなのか他の語なのか、どっちにしろ日本語訳しっくりくるのがない。言いたいことはゲーム内の現実世界(<->彼岸、精神世界)のような気がする
  • [sa:kɑfəgai] = sarcophagiは見当も付かなかったし英語っぽくもなかったので諦めて調べた。oublietteはフランス語っぽい音だったのでまだ身近というかスペルの当てずっぽう推測ができたが、こっちは無理だった。ギリシャ語由来らしい。

以下翻訳。途中な上に勝手な意訳多し。

p3

<A long, long time ago ...>
There lived a civilization of great power.
They built a city, and within that city they built
a palace. They held sacred the secrets of
The holy cross, and understood the [pleina:r]
nature of reality. They ventured to the far shore
and sought power from the spaces between.

<遠い遠い昔…>
そこには強大な文明があった。彼らは都市を建設し、都市内に宮殿を建設した。
彼らは聖なる十字架の秘密を神聖視し、現実の [pleina:r] な性質を理解していた。
彼らは彼岸へと挑戦し、その狭間に力を求めた。

As is usual, an alluring old power was discovered.
Fossils of self, [əni:ld] visions of the future,
entombed and cast into sarcophagi and buried.
A [li:va:r] in the canonical [plein], a store of
potential. perhaps it is the fabled prize,
the power to defy death.

よくある話通りに、魅力的な古い力が発見された。
自己の化石、[əni:ld] な未来の姿は、葬られ、石棺に閉じ込められ、埋められた。
canonical [plein] の [li:va:r]、可能性の貯蔵庫。
おそらくそれが伝説にある報酬、不老不死の力なのだ。

p4

<A terrible power rises>
The Discovering hero opened a tomb and revealed
a terrible truth. A cathedral was built
to venerate this new origin of life, and the
faithful were granted the grace of holy oblivion.

<恐ろしい力が現れる>
発見者である英雄が墓を暴き、恐るべき真実を明らかにした。
この新しい生命の起源を崇拝するために大聖堂が建てられ、
信者には聖なる赦しの恩寵が授けられた。

<The world is thrown into ruin>
The [li:va:r] overworked! The fulcrum shuttered! A hole in
truth will thunder open and all manner of disquiet
contradictions will [na] apart the canonical [plein].
The thread is snagged into a squirming coil, with
now begining and now end. Flee to your arks,
old ones, and become your predestined selves!

<世界は崩壊する>
[li:va:r]は酷使されすぎた!支柱は閉鎖された!
穴は実に雷鳴とともに開き、あらゆる種類の不穏な矛盾が cannonical [plein] を [na] appart するだろう。
糸は始まりも終わりもなく、うごめく輪に絡め取られる。
古きものどもよ、自らの箱船へと逃げ、定められた自身そのものとなれ!

p5

<A prison & a beacon>
...But one must live outside the shivering ring,
the heir seeking an heir-to-the-heir.
A beacon to bring about a ruin seeker.
To either grow strong and replace an ailing heir,
or to hold sacred holy cross, and ensure
their wisdom lives on.

<牢獄と灯台>
...しかしある者、自らの継承者を探す継承者は、震える輪の外で生きなければならない。
灯台は遺跡探索者をもたらす。
強くなり、病んだ継承者に取って代わるか、
神聖なる十字架を掴み、彼らの知恵が生き続けることを確実にするか、いずれかのために。

<Awaiting a worthy successor>
Witch will you be, ruin seeker? Have you arrived here
seeking treasure and glory? Or do you seek to
uncover deeper truths? Look carefully, for
the golden path lies everywhere...

<ふさわしい後継者を待つ>
遺跡探索者よ、どちらを目指す?
宝物と栄光を求めてここまで来たのか?
それとも、より深い真実を明らかにするのか?
刮目せよ、黄金の道はいたるところに存在する...

p7

<Again the same battle, fought uncountable times!>

And so the cycle continues. Ruin seekers, drawn to
the beacon, are tested. Those who abandon their quest are
forgiven, and simply disappear. 

Those who are strong enough to remember their true hero
selves will, through violence, begin the cycle anew.

Will you be the hier-to-the-hier, and
wait within the shadow oubliette? Before long a ruin seeker will
be drawn to yo. Their gifts will recall your past life,
and you will grant them the same false hope you were given.

To break the curse, a ruin seeker must by some miracle
invoke a relic from beyond this [plein]...

<同じ戦闘を何度でも繰り返せる!>
サイクルは続く。灯台に引き寄せられた遺跡探索者は試練を受ける。
探索を放棄した者は免除され、単純に消える。

真の英雄たる自身のことを覚えていられるほど強い者は、
暴力によって新たなサイクルを開始する。

あなたは継承者の継承者となり、影の牢獄の中で待つのだろうか?
遠からず次の遺跡探索者がもたらされる。
彼らの捧げ物は過去の人生を思い起こさせ、あなたが授かったのと同じ、偽りの希望を彼らに授けることになるだろう。

この呪いを破るには、遺跡探索者はこの[plein]の彼方から遺物を発動するという、
奇跡に等しい難行を成し遂げる必要がある…