雑記

ゲームの記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

ドラクエビルダーズやってます

  • DQシリーズは7と8のみ、MinecraftはPS版のみプレイ
  • 現在2章後半(これから三枚目の旅の扉に入るところ)

面白いです。不満点が一つ二つあるっちゃあるんですが、定価で買って後悔はない。
イクラの、掘る・作る・配置する、の楽しみをうまいことジャパナイズしてきたなーという感じです。マイクラに興味はあるけど、FPSだし自由度高すぎて何したらいいのかわかんなさそうだし絵面がこなれてないし、という点が引っかかって手を出さずにいる層にはドンピシャの名作。

グラフィック

こなれてます。ブロックの角が丸く、連続でおくとちゃんと繋がる。アニメーションも豊か。
変な言い方ですが、ポリゴンつなげました!という素人臭さがない。マイクラはそのへんが受け付けないという人も結構いるかと思います。
(個人的にはマイクラのニワトリは神がかった可愛さだと思ってるので、あれはあれで捨てたもんじゃないと思いますが)

マイニング(採掘)

基本的に崖や洞窟の壁など、見えてるところにある石を掘るだけです。どこにあるとも知れないダイヤを探して広大な地下洞窟を彷徨ったり自力でワールドいっぱいに広がる坑道網を構築する必要はありません。
お手軽な分、「掘り当てた!」という感動はありません。まあストーリーモードで必要な素材でマイクラのダイヤレベルのランダム性だったら普通に投げてたと思います。
イクラで、丸石を何十スタック(1スタック=ブロック64個)と溜め込んでようやく出会う青白い鉱石の感動はなかなかのものですが、強制でやらされるもんじゃないですね。

クラフティング(作成)

自由調合でレシピを見つけ出すことができません。ハウジングの方では、特殊な効果を持つ部屋の構成を見つけ出すことができるんですけど。
個人的に、一章で金銀ルビーなどの貴重素材を見つけ次第採取して溜め込んでいたのに、一章では使えるレシピがないとわかった時はとても残念でした。金とか加工難度も低そうな金属だし、飾りを作るくらいはできるだろう…。
あと、レシピの中には素材と完成品とのつながりがイマイチわからないものも結構あったりします。机は木の棒だけで作れるのに、椅子には木材の塊が必要だったり。まあその辺はそういうものとして楽しむ分に支障はないです。リアリティを求める類のゲームじゃないし。

ハウジング(配置)

家具のバリエーションが豊富で、配置の自由度も高い分楽しいです。選択肢がありすぎて困るのかというと、ストーリーモードでは章によって手に入る素材が違い、その分作れるものが制約を受けるので、わりあい街ごとの個性が出たりします。
一部間取りを完全に指定される部屋もあり、作成時は融通がきかなかったりするんですが、一度作成クリアしてしまえば間取りの変更は自由。
最初は土で壁を作っていたけど後になってレンガが作れるようになった、なんて場合のために、土ブロックに限り建材に一括変換できる魔法グッズもあるのでかなり快適です。マイクラだったら別の場所に移設するとこですが、建てる場所に制約があるのでその救済措置でしょうね。

限られた素材でやりくり

章が変わると持ち物もリセットされるので、「使い慣れたあの道具が中々作れない」という、マイクラでニューワールドしたらよくあるアレが楽しいです。
フラストレーションには違いないんですが、解消された時の喜びが気持ちいいんですよ。
完全新規のツールを手に入れた時って、幅が広がって嬉しい反面使い方を覚えなきゃならないという学習コストが面倒くさくもあるんですが、一旦は使い慣れたものがなくなって再度アクセスできるようになるというのは純粋に解放感と喜びがある。
物資不足の状態でも進められるようなバランスになってるので、理不尽でもないですし。

ストーリーとテキスト

ロト三部作をやってないので、残念ながら街の名前で喜ぶってことはできないんですよね。りゅうおうの誘いに乗るとどうなるか、くらいは聞き知ってますが。
ストーリーの流れもなんですが、微妙にシモネタ入ってたりシニカルだったりするテキストは思いのほか存在感があって、しっかりドラクエしている感があります。
部屋を一つ作るたびに住人総出で駆け寄ってきて「すごいすごい!」と褒めてくれるのは、和ゲーならではの優しさですね。若干鬱陶しくもあるんだけどリアクションが薄いだと寂しい。マイクラに限らず、洋ゲーとの違いを感じました。一人でのし上がるよりも仲間に認められたい、言ってしまえばムラ文化なんだな、と。

操作・アクション

これだけは不満あり。TPSオンリーなのでブロックを壊す・置く際の狙いが付けづらく、ガイドを表示しないと頻繁に間違えます。
また戦闘アクションも、武器のリーチが短い割に敵には必ず接触ダメージ判定があるので、「なるべく近づかないと当たらないから近づくんだけど、近づきすぎてダメージを喰らう」という状況がかなり頻繁に発生します。形状に凹凸の多い敵だと余計にこの見極めが難しく、避けアクションがメインのゲームでない割にはちょっと厳しすぎじゃないかな、と。
ただ全体に戦闘はヌルく、接触しまくってダメージ喰らいまくっても詰むことはそうそうありません。回復アイテムはその辺の草やモンスタードロップでほぼ無限に生成できますし。

最後に

おおきづちマジかわいい。